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3ヶ月で動画マンの基礎を習得! アニメータードリル


アニメ制作会社の「動画工房」とFUN'S PROJECTが中心となり、学生・若手アニメーターのために企画したアニメ講座です。 「動画工房」にて実際に使用されている新人用のカリキュラムを元に、何度も繰り返すことで実力を身につけられるドリル教材として再構築しました。 業界の現場からお届けする、今までとは一味違う学習法で、講師である遊佐かずしげさん自らが実演し、受講者が主体的に考え、発見することができるユニークな講座となっています。


重要なお知らせ
こちらの講義動画は2024年3月29日(金)10時に公開を終了しました。 これまでのご愛顧誠にありがとうございました。 詳しくは こちら をご覧ください。


アニメータードリルのご紹介


アニメータードリルは1日10分程度の課題、講義資料を1週間7日分を1つの動画として全12週間、84日分の反復練習課題を見て、描いて、考えて学べる学習教材です。 また、講義購入者に展開される副課題を使うことで、バリエーション豊かな学習も可能です。 好きな時間、端末で「見て」学ぶこともあれば、資料をプリントアウトし、「描いて」学ぶこともあります。 丁寧な解説と、動画内のチャレンジタイムといった「考えて」学ぶことを意識しています。 まずはこの紹介動画を見て、アニメータードリルの概要を知りましょう!


【1週目】動画基礎+クリンナップ力向上

【1週目】動画基礎+クリンナップ力向上

1週目は動画を学ぶための準備です。 鉛筆を自在に操るためのバームクーヘン法、原画を清書するためのトレス台やタップ、クリップの使い方、トレスの実践のほか、タイムシートの読み方など、これから中割りを学ぶために必要かつとても重要な講義が揃っています。 まずはこの動画を見て動画マンとしての重要なスキルを身につけましょう。 もし映像を見て、先生の描き方が難しいと思ったら、自分の描きやすいやり方で作画してもOKです。


【2週目】平画面の中割りにトライ!

【2週目】平画面の中割りにトライ!

2週目はいよいよ中割り、つまり絵と絵の間を割る、いわゆる動画に挑戦します。 タップを上手に利用したタップ割りをしっかり覚えましょう。 より早く正確にな代わりができる手法です。 タイムシートの使い方もあわせて学びましょう。 遠近法や観察力の大切さも説明します。


【3週目】立体物の中割りにトライ!

【3週目】立体物の中割りにトライ!

3週目はデッサン割を学びます。 これはタップをずらして中を割るタップ割りではなく、絵と絵の間に新たな絵を書く中割りのことです。 デッサン力や描画力が重要です。 絵を立体的に捉えることを意識しながら、重力などの物理にも触れます。


【4週目】遠近法を理解しよう!

【4週目】遠近法を理解しよう!

4週目は物体の回転をテーマにした課題をそろえました。 アニメーター泣かせとも言われる円柱の動きを中割りするテクニックも紹介します。 また顔の振り向きにも挑戦しましょう。 四角い真っ白な動画用紙が徐々に立体的に見えてくるころですよね。 過去の課題にまだ自信がない方は、復習しながら次の課題に進んでも大丈夫です。


【5週目】ループアニメにトライ!

【5週目】ループアニメにトライ!

2ヶ月目からは本格的な中割にチャレンジしていきます。 5週目は引力、空気抵抗を学びましょう。 我々の日常にあるほぼすべてのものは引力や空気抵抗の影響を受けています。いわゆる物理です。 リアルな作品、コミカルな作品でも必ず必要とされるルールです。


【6週目】ループアニメにトライ!その2

【6週目】ループアニメにトライ!その2

6週目は多くのアニメーターも苦戦するエフェクト、自然現象と、複雑なリピートに挑戦します。 ポイントとなる送り、そしてフォルムをしっかり学びましょう。 タップ割り、デッサン割り、途中の作画力の必要性も上がっていきます。 練習すればするほど生き生きとした線が引けるようになります。


【7週目】ツメと残しを理解しよう!

【7週目】ツメと残しを理解しよう!

7週目はさらに「残し」「ツメ」を掘り下げましょう。 機会的に間を割るのではなく、生きた中割りにこだわりにこだわりましょう。原画マンになるためにも必要な要素です。


【8週目】手の演技にトライ!

【8週目】手の演技にトライ!

8週目はキャラクターのバストショットの演技に入っていきます。 いよいよ行きたキャラクターの芝居、演技にこだわっていきます。 このアニメータードリルのこだわりは、いかに早く中割りが出来るかです。 デッサン、動きの予測、想像力や経験を積んでいけば、自分の思い通りの演技が表現できます。


【9週目】全身の演技にトライ!

【9週目】全身の演技にトライ!

いよいよ9週目目からは実践的な中割りにチャレンジしていきます。 8週目までに学んだことを思い出しながら、実際の現場で同じように描くであろう、アニメーションのおもしろさ、奥深さを体感してみてください。 9週目は全身の演技を学びます。重心を意識することで、リアルな作品だけでなく、デフォルメの効いた作品でも、より生き生きとしたキャラクターの演技がつけられるようになります。


【10週目】全身の演技にトライ!その2

【10週目】全身の演技にトライ!その2

10週目は、全身の演技をさらに勉強していきます。 物理法則を学ぶことで、皆さんの絵も更に説得力が増すことでしょう。パースに載せて絵を描くことも大切です。 今まで学んだことを思い出しながら、じっくり丁寧に進めていきましょう。 もしわからないことが出てきたら、以前の課題に戻ってみるのも良いです。


【11週目】「歩き」のルールを理解しよう!

【11週目】「歩き」のルールを理解しよう!

11週目は、いよいよアニメーターの登竜門とも言える、「歩き」のルールを学びます。 今まで学んできたことを応用して、歩きの基礎をしっかりマスターしましょう。 鏡の前に立って自分で演じることがとても大切です。 関節や全身のパーツがどのような仕組みになっているか、自分で感じて、よく観察してみてください。


【12週目】「走り」のルールを理解しよう!

【12週目】「走り」のルールを理解しよう!

12週目は、ついに「走り」のルールを学びます。 このアニメータードリルの課題を全てクリアできれば、一人前のアニメーターになれる準備は万端です。 プロでも苦戦する難しい課題が続いていますが、このドリルを順番にこなすことで、納得しながら着実にステップアップできるはずです。


【講師プロフィール】遊佐かずしげ

ゆさ かずしげ

アニメーター、京都精華大学教授

(有)メビウス・トーン 代表取締役社長。 アニメーターとして数々の作品に携わり、専門学校、大学で多数の講師実績を持つ。
代表作:「タッチ」作画監督、「信長の忍び」OP アクション作画、実写映画「ペコロスの母に会いに行く」OPアニメーション、NHK教育テレビ「チコちゃんに叱られる!」「おじゃる丸」など
講師実績:京都精華大学アニメーション学科 教授、福岡デザイン&テクノロジー専門学校 講師、他多数


(所属・肩書は収録当時のものです)