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東京アニメセンター 2018.07.23

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アニメと鉄道が市ヶ谷で相互乗り入れ開始!?ファン大歓喜「アニメと鉄道展」レポ(前編)

東京アニメセンター in DNPプラザにて、7月13日(金)から8月19日(日)まで「アニメと鉄道展」が開催されている。

この展示は鉄道文化とアニメ文化をクロスオーバーさせた企画展で、「アニメで描かれた鉄道」に触れることができる。アニメ内の鉄道描写をパネルで解説するコーナーほか、ジオラマや絵コンテ、実物展示などもあり、アニメファンも鉄道ファンも楽しめる企画となっている。

前編では、記者発表に登壇した岡安章介さん(ななめ45°)、豊岡真澄さん、久野知美さん、南田裕介さんの内覧の様子と、『笑ゥせぇるすまんNEW』、『機動警察パトレイバー』の展示をご紹介!

笑ゥせぇるすまんNEW

©藤子スタジオ/笑ゥせぇるすまんNEW製作委員会

『笑ゥせぇるすまんNEW』は2017年に放送されたTVアニメ。藤子不二雄Ⓐの代表的コミックで、1989年にもTVアニメ化されている。謎のセールスマン・喪黒福造が現代人のココロのスキマを埋めるように、ちょっとした願いを叶えるが、実は大きな代償があって……というストーリー。

こちらのブースでは第3話Bパート「ああ、愛しの583系」に使用された絵コンテ、場面カット、ジオラマなどが展示されている。仕事がうまくいっていない鉄道好きのサラリーマンが、喪黒福造の計らいで思い出の車両538系寝台特急に乗せてもらうというシーンだ。

注目は、「ああ、愛しの583系」“全ページ”をまるっと閲覧できる絵コンテだ。鉄道描写の細かさや演出意図などがわかるため、アニメファン、鉄道ファン双方にとって貴重な資料であることは間違いない。

岡安「(絵コンテは)細かい指示が入っていて、めちゃめちゃクオリティが高かった。おおと思ったのは座席部分の窓際の肘掛け。好きじゃない方は省いちゃう可能性がありますけど、それがちゃんと描かれていました。ごっぱーさん(583系)であることがここだけでもわかるようになっているんです。タイフォンの開閉動作も細かい!」

なお、展示パネルでは各シーンの鉄道描写を細かく解説しているほか、喪黒福造の車掌姿を描いたキャラクターデザインも公開されている。

機動警察パトレイバー(劇場版「機動警察パトレイバー 2 the Movie」)

©HEADGEAR

「機動警察パトレイバー 2 the Movie」は、1993年に公開された押井守監督による作品。舞台は横浜ベイブリッジの爆破事件を皮切りに、不穏な空気に包まれていく東京。緊迫した情勢下での特車二課の戦いが描かれる。

こちらの展示パネルで目を惹くのは、「パトレイバーが描く幻の新橋駅」。終盤に登場する銀座線「幻の新橋駅」は物語で重要な役割を果たすほか、実在する新橋駅「幻のホーム」との関連について考察の対象とされてきた。ここでは各場面の状況を路線図とともに解説している。

また、このスペースでは「幻の新橋駅」が立体化されているほか、「パトレイバーが現実に存在したら?」が想像できるジオラマを展示。東京アニメセンターのある市ヶ谷周辺がモデルになったジオラマもあり、帰りにはそのまま聖地巡礼(!?)なんてことも可能だ。

豊岡「ジオラマが精巧! こんなにもリアルで、規模も大きいのでびっくりしました」
南田「秀逸なのは市ヶ谷地区のジオラマがあるんですよ。DNPさんも入っている」
久野「総武線市ヶ谷駅のアーチや釣り堀が完璧に再現されていました」

後編では『ラブライブ!サンシャイン!!』©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!、『ISLAND』©2015 Frontwing/PROTOTYPE/アニメISLAND製作委員会、『踏切時間』©里好/双葉社・「踏切時間」製作委員会、『ちちぶでぶちち』©SEIBU Railway Co.,LTD.、『この世界の片隅に』©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会のほか、鉄道イラストや鉄道関連の展示をご紹介!

情報

会期 2018年7月13日(金)~8月19日(日) (火曜定休)
営業時間 11:00~20:00(展示最終入場19:30)
※営業時間・閉場時間は予告なく変更する可能性がございます。予めご了承ください。
入場料 中学生以上 1,000円(税込)、小学生 500円(税込) ※未就学児無料
会場 東京アニメセンター in DNPプラザ

主催:大日本印刷株式会社
共催:株式会社天夢人
展示協力:株式会社カトー・株式会社トミーテック