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東京アニメセンター 2018.11.08

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ハガレンからヒロアカまで!ボンズの20年を振り返る記念展を開催中(後編)

市ヶ谷の東京アニメセンター in DNPプラザにて、アニメスタジオ・ボンズの20年を振り返る企画展を開催しています(2018年11月25日まで)。
ボンズ設立20周年を記念して、貴重な原画や映像資料でその歴史を振り返る、またとない機会となっています。

今回の記念展では、ボンズが20年にわたって制作してきた約60作品の中から21作品を厳選し、2週間ごとに企画内容を入れ替え、Part1を10月26日(金)〜11月12日(月)、Part2を11月14日(水)〜11月25日(日)の期間限定で開催されます。

後編では、前編ではお伝えしきれなかった展示の見どころを、さらに詳しくご紹介していきます!

◆1. オープニングムービー(ボンズ20周年記念特別映像)

会場に入り、タペストリーと年表のコーナーを抜けると、巨大スクリーンがあなたを迎えてくれます。

ここ上映されているのが、今回展示されるPart1の11作品と、Part2の10作品、合計21作品のオープニング映像!

ボンズ作品といえば、骨太で重厚なものが多いイメージもありますが、作品のジャンルは多岐に富んでいることに気付かされるはず。
ボンズというアニメスタジオの、懐の深さを感じるムービーに仕上がっています。

上映時間は約34分30秒。
もちろん、今回の記念展のために特別に編集されたものです。通しでじっくり鑑賞するのはもちろん、一通り展示を回ってから、戻ってきてお気に入りの作品を再度観るのもオススメですよ。

◆2. 伝説のアニメーター・逢坂浩司氏コーナー

「機動戦士Vガンダム」「天空のエスカフローネ」「カウボーイビバップ」など、数多くの作品でキャラクターデザインや作画監督を務めた逢坂浩司氏。
南雅彦氏らとともにボンズを創設した、ボンズの歴史を語る上で欠かすことのできない人物です。

病気のため、惜しまれながら2007年に44歳で逝去した逢坂氏。今回の記念展では、逢坂氏の手による珠玉の作品たちをじっくり堪能することができます。

逢坂氏の手から産み出された1枚の線画から、さまざまな工程を経てカラー絵になっていくことが分かります。
完成したメインポスターからも、逢坂氏のタッチの美しさや色気を感じてもらえるはずです。

◆3. フォトジェニックなぬいぐるみやオブジェ、アニメ制作の舞台裏を支える小道具たち

展示のほぼ中心にそびえ立つ、「鋼の錬金術師」のアルフォンスのオブジェ。

間近でじっくり観察すると、衣装(?)のふんどしや甲冑の質感など、細部まで精巧に再現されていることが分かります。
会場内は撮影OKですので(動画撮影は不可)、記念撮影もお忘れなく!

さまざまなボンズ作品で活躍するマスコット的キャラクターたちも、なくてはならない存在。
会場内の至る所で、ぬいぐるみやフィギュアが展示に華を添えています。

今回の展示では、アニメーション制作の舞台裏を支える小道具たちも多数展示されています。

例えば、こちらは原画をまとめるための封筒(「カット袋」と呼ぶそうです)に使われるハンコたち。
長期にわたって制作された作品のものはかなり使い込まれた風合いがあるなど、一つひとつに違った味わいがあります。

アニメ制作の現場にいる人しか見ることのできない、まさに門外不出のアイテムたち。制作現場の空気感が伝わってくるようです。

◆4. あなたのパッションを伝えよう! みんなで作るメッセージボード

展示の最後に掲げられたホワイトボード。
開幕に先立って行われたプレス向け内覧会では、ボンズ社長・南雅彦氏が自らイラストを描く様子が披露されました。

ほかにも、アニメーターの小森高博氏をはじめ、関係者からの直筆イラストやメッセージが数多く寄せられています。
もちろん、記念展を訪れた皆さんからのメッセージも大歓迎! 付箋やペンも準備してありますよ。

展覧会を訪れた感想や作品への想いを描き込んで、世界に一つだけのメッセージボードを作り上げましょう!

◆5. 記念グッズ&限定ラテアート

展覧会の楽しみといえば、現地で買えるオリジナルグッズですね。

今回の図録にあたる「BONES Chronicle 1998-2018」は、ボンズが20周年を記念して特別編集した作品集で、記念展の内容に合わせて約60作品を網羅。

さらに、2004年10月号のアニメージュに掲載された逢坂浩司氏のロングインタビューの再録や、声優陣やマンガ原作者、関係者からの20周年お祝いコメントなどなど……盛りだくさんの内容で、通常の図録とは一味違った濃厚な一冊となっています(税込3,000円)。

また、1階のカフェでは、記念展開催期間だけの限定メニューとして、「ボンズラテ」が提供されています(Ice/Hot、500円(税別))。
ボンズラテをオーダーした方には、黒と白の2種から記念コースターをプレゼント。

気になるお味はというと、程よい甘さがありつつも、コーヒーの味わいが際立つ絶妙なバランスで、美味しさのレベルはかなりのもの。展示会で歩き回った疲れをほっと癒してくれますよ。

カフェ内にもパネルやボンズ関連のフィギュアなどが並んでいて、記念展のムードをいっそう盛り上げてくれています。図録を眺めるも良し、仲間と展示会の感想を語り合うも良し、ボンズラテやカフェメニューで空腹を満たすも良し……。

ボンズ展の余韻に浸りつつ、開放的でお洒落なカフェスペースも満喫していってくださいね。

前後編に分けてお送りした、ボンズ20周年記念展のレポート、いかがだったでしょうか?

何でもネットで手に入る便利な時代だからこそ、会場でしか見られないもの、味わえない空気感を実感できる、今回の記念展。

ぜひ直接会場に足を運んで、ここでしか感じることのできないボンズの世界観を体感してみましょう!

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