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FUN'S PROJECT CHANNEL 2018.08.10

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アニメと鉄道が相互乗り入れ!「アニメと鉄道展」レポート(後編)

東京アニメセンター in DNPプラザにて、7月13日(金)から8月19日(日)まで「アニメと鉄道展」が開催されている。

この展示は鉄道文化とアニメ文化をクロスオーバーさせた企画展で、「アニメで描かれた鉄道」に触れることができる。アニメ内の鉄道描写をパネルで解説するコーナーほか、ジオラマや絵コンテ、実物展示などもあり、アニメファンも鉄道ファンも楽しめる企画となっている。

後編では、記者発表に登壇した岡安章介さん(ななめ45°)、豊岡真澄さん、久野知美さん、南田裕介さんの内覧の様子と、『ISLAND』、『踏切時間』、『ちちぶでぶちち』、『この世界の片隅に』のほか、鉄道イラストや鉄道関連の展示を写真とともにご紹介!

ISLAND

©2015 Frontwing/PROTOTYPE/アニメISLAND製作委員会

2018年 7月から放送がスタートした『ISLAND』。複雑な過去がある南の島「浦島」を舞台に、島に流れ着いた青年・切那と3人の少女たちが島の運命を変えようと奔走する。

“「ISLAND」鉄道シーンができるまでドキュメント”と題したパネルでは、本作第4話に登場する鉄道シーンの制作フローを展示。企画立ち上げから、打ち合わせ、絵コンテ制作、作画、完成までを11工程にわけ、豊富な資料とともにそれぞれの裏話を公開している。

このほか、第4話のアフレコ台本とめったに見ることができないアフレコ用の線画動画(線撮)を展示。線画動画には、山手線205系、上越新幹線「あさひ」200系、北越急行「はくたか」681系、のと鉄道NT100形の登場シーンが描かれている。

南田「制作の様子が生き生きと手に取るようにわかりました。また、この作品は1999年が舞台。山手線は今もE235系が主力車両ですが、この頃はE205系が主力。今は走っていない特急『はくたか』ですとか、1999年に走っていた鉄道をリアルに再現するためのご苦労も垣間見えました」

踏切時間、ちちぶでぶちち

©里好/双葉社・「踏切時間」製作委員会 ©SEIBU Railway Co.,LTD.

2018年4月から6月までTVアニメが放送された『踏切時間』。本作は、踏切を待つ女の子たちの日常や甘酸っぱい青春をオムニバス形式で描いていく作品だ。

舞台となる踏切はすべて実在の場所。パネルには都内の地図とともに、アニメ本編の場面カットと各踏切の実写が展示され、いかに踏切を忠実に再現しているかがわかるようになっている。『踏切時間』の聖地巡礼ガイドとしても重宝しそうだ。

『ちちぶでぶちち』は西武鉄道の自社制作ウェブアニメで、秩父エリアで繰り広げられるラブストーリーが描かれる。こちらの展示では、物語に登場する秩父の名所が場面カットとともに解説されている。

南田「(『踏切時間』のパネルを見ると)踏切と一言でいってもいろんな種類がありますよ、というのがよくわかりますよね」
豊岡「5分のストーリーなんですけど、毎回出てくる踏切の形が違っているんです!」
豊岡「『ちちぶでぶちち』は、秩父エリアのいろいろな観光名所がちりばめられているので、これを見ればどこに行けばいいのかすぐにわかります」

この世界の片隅に

©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

片渕須直監督による『この世界の片隅に』は、こうの史代の漫画を原作とした劇場アニメーション。2016年に公開され、600日以上にわたるロングランヒットとなった。物語は、太平洋戦争さなかの広島・呉を舞台に、18歳で嫁ぐこととなった主人公・すずの生き生きとした日常を描いていく。

監督自らが当時の日常生活を徹底的に調査し、再現したという本作。こちらのブースでは、当時の広島駅と呉駅を描いたレイアウト(背景原図)や場面写真が巨大パネルで展示されている。駅構内や線路の走る市街地の様子が緻密に描かれているため、アニメファン、鉄道ファン双方にとって、貴重な資料だ。

また、レイアウトや場面写真に加え、当時の状況が詳細に解説されているのも嬉しい。現在では見ることのできない広島駅と呉駅の様子が手に取るようにわかる。

岡安「(大迫力の展示を見ると)“この世界”に入る感覚になりますね」
南田「フィルムや映像が残っていない時代(と場所)を写真や記述をもとに再現して、それに命を吹き込んで見せています。まさにアニメの持つ素晴らしさ。当時、一体どんな風景だったのかを残しているというのは意義があることだと思いました」

そのほかの展示

「人気クリエイターが描く美しい鉄道コーナー」では、ライトノベルやゲームなどで活躍するイラストレーターが「鉄道と少女」をテーマにしたイラストを展示している。

「Nゲージコレクション」では、鉄道模型のKATOが手がけたNゲージの数々を展示。500系新幹線のエヴァンゲリオン初号機塗色車輛の姿も。

情報

会期 2018年7月13日(金)~ 8月19日(日) (火曜定休)
営業時間 11:00~20:00(展示最終入場19:30)
※営業時間・閉場時間は予告なく変更する可能性がございます。予めご了承ください。
入場料 中学生以上 1,000円(税込)、小学生 500円(税込) ※未就学児無料
会場 東京アニメセンター in DNPプラザ

主催:大日本印刷株式会社
共催:株式会社天夢人
展示協力:株式会社カトー・株式会社トミーテック